カニ鍋におすすめのカニはどんなカニ?

カニの調理法で一番に思い浮かべるのはカニ鍋ではないでしょうか。寒い冬にカニ鍋を囲んで一家団欒なんていいですね。でもちょっと待ってください。カニ鍋に適したカニの種類や処理方法があるのでしょうか……。普通は考えないですよね。ここではカニ鍋にむいているのはどんなカニかを考えてみたいと思います。

カニ鍋には茹でガニを使ってはいけない

カニを鍋で食べる場合の原則として茹でてあるカニ(ボイルガニ)を使ってはいけません。茹でガニは一度茹でられているので鍋に入れると二度茹でになりカニ身がパサパサになってしまいますし旨味も2回分流れ出してしまいます。カニ鍋には必ず茹でていないカニを使いましょう。

茹でていないカニとは?

茹でていないカニには「生きた状態のカニ」と「冷凍したカニ」の2種類があります。生きているカニを「活ガニ」といい水揚げ後そのまま冷凍したカニを「生ガニ」といいます。生きている、生きていないの違いはありますが生ガニを解凍したものは基本的に活ガニと同じです。ただし鮮度に問題があるため生ガニを刺身にして食べるのはやめましょう。

カニ鍋にはカニポーションがおすすめです

ここまでの話は姿ガニの話をしてきましたが家庭で食べるカニ鍋に姿ガニはあまりむきません(美味しくないという理由ではありません)。

その理由としては

  • 鍋の下準備が大変(ほとんどの人はカニの調理になれていない)
  • カニの重さに比べて食べられる量が少ない
  • ゴミが多いので後片づけが大変

などがあげられます。

それではどういうカニがおすすめかというと

カニ鍋には生のカニポーションが絶対におすすめです。その理由としては

  • 値段が安い
  • 解凍や調理がしやすい
  • 食べやすい
  • ゴミの量が少ない

などがあげられます。

姿ガニは見た目にインパクトがあるので贈答品には向いているでしょう。しかし食べることだけを考えると甲羅やつめ先など食べられない部分も多いのでカニの重さ分のカニ身を食べられるわけではありません。また殻があるので慣れないと食べるのに一苦労します。小さな子供のいる家庭ならなおさらです。

それに対してカニポーションは重さ分のほとんどが食べられますし、解凍後はそのまま鍋に入れて食べるのにも手間がかかりません。ゴミもほとんど出ないので後片づけも楽です。特にこだわりのある方を除けばカニ鍋にはカニポーションが絶対おすすめです。

ポーションとハーフポーション

カニポーションには全むき身のポーションと殻の半分だけを残したハーフポーションがあります。仮に同じ重さで同じ値段のポーションとハーフポーションがあったとするとハーフポーションは殻の重さの分だけ食べる量が少なくなります。ただハーフポーションは殻が半分ついているのでカニの出汁が出やすいというメリットはあります。

カニ鍋に向いているカニの種類ってあるの?

ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニなどがカニ鍋には使われますがこれらの中で鍋に向いているカニってあるのでしょうか?

結論からいえばズワイガニです(個人的見解です)。なかでもズワイガニのポーションがおすすめです。値段が高くてもよければタラバガニもおすすめです。

ズワイガニ

ズワイガニはオールマイティなカニです。どのような調理法でも堪能できカニ味噌も美味しいです。お値段もランクによりますがお手頃なところが多いです。カニ身は甘みがあり、カニ鍋にするのはおすすめのカニといえるでしょう。

タラバガニ

タラバガニの魅力はそのボリュームです。脚一本の大きさを比べてもズワイガニとは全然違います。ただし値段の方もズワイガニと比べるとかなり高額になります。味はズワイガニに比べると淡泊です。タラバガニもカニ鍋にはおすすめですが値段を考えるとズワイガニの方がコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。

毛ガニ

毛ガニも鍋にすると美味しいです。ただし毛ガニは脚にカニ身の量が少ないのでズワイガニに比べると食べ応えがありません(脚の付け根はけっこうあります)。毛ガニはカニ味噌の美味しさが抜群のカニですので茹で毛ガニにそのままかぶりつくのが一番の食べ方でしょう。

「カニスキ」「カニチリ」「カニしゃぶ」の違い

鍋にカニを入れて食べる調理法ですが次の3種類に分けられます。

  • カニスキ :濃い目の出汁にカニやその他の具材を入れて出汁の味付けだけで食べます。
  • カニチリ: 薄味の出汁にカニやその他の具材を入れて取り出したカニをポン酢につけて食べます。一番カニ鍋のイメージに近いかもしれません。
  • カニしゃぶ: カニスキやカニチリと違って鍋で煮込まず、お湯に近い状態の出汁(昆布出汁くらい)にカニをくぐらせてポン酢につけて食べます。